Systemdでfstab構成後にOS起動時のNFS共有のマウントが失敗することがある
作成日時 : 2018-10-19 13:01:06
更新日時 : 2018-10-19 13:01:06
投稿者 : nasabi
■事象
fstabにNFSのマウントポイントでautoオプションを構成したとき、
OS起動時にマウントが行われるはずがマウントが行われないことがあります。
■原因
システム管理デーモンが新しいSystemdのシステムのとき、
Systemd関連のバグ(?)でfstabで定義されたマウントポイントのマウント処理が、
remote-fs.target(リモートファイルシステム関連サービス)のアクティブより前に処理される(らしい)ために、
うまくいかないことがあるとのこと。
■対策
fstabに既存のautoオプションではなくsystemdによる自動マウントオプション("x-system.automount")を指定することで事象が回避できます。
なお、autoオプションは使用されないように明示的に"noauto"オプションを指定するようにします
例) /etc/fstab
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/mnt/mountpoint 10.10.10.10:/mounttarget nfs noauto,x-systemd.automount,x-systemd.device-timeout=30,_netdev 0 0
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参考⇒https://wiki.archlinux.jp/index.php/Fstab#systemd_.E3.81.AB.E3.82.88.E3.82.8B.E8.87.AA.E5.8B.95.E3.83.9E.E3.82.A6.E3.83.B3.E3.83.88